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アホのほうが・・・

「鋭さを外に現しているような男は、実は二流である。第一流の人 物というのは、少々、馬鹿にみえている」 司馬遼太郎の言葉にありました。
先日、ある経営者に久しぶりに会いました。 いつも楽しく、朗らかに会話されます。 たまにアホな顔をされる時があります。 アホ顔のときは、誰かがFBに写真を載せようとしているとき 会話の場が荒れたとき。
理由は分かりませんが、この方はいつも謙虚な話し方をされ お酒が入っても、謙虚さが増すばかりです。 そして会話が激高すると、ときおり『私ごときはアホですから』とアホ顔をして笑わせ 場を和ませます。
私は知っているのです。 この経営者は、家族の介護で長い間苦労されていた事を 忙しい合間に幼子の面倒を見て、小学生の子供の弁当を作り、家族の面倒を見ながら、会社の事も堅実に運営され、幾多の困難な局面を打開されていた事を。
たまたま、個人的にプライベートの話をされた事があり、未だに記憶に残っています。 お話を聞かせていただいた事に感謝しました。 頭が下がります。 アホにみせていても心の中とご苦労は、なかなか分からないものです。

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